第一次世界大戦終結、11月11日は戦没者追悼の日。100年を迎える。


今から100年前の今日、1918年11月11日。

フランスのコンピエーニュの森で
第一次世界大戦の休戦協定がドイツと連合国の間で締結された日。

この日は“戦没者追悼の日”

と呼ばれていて象徴となる赤いポピーの花を身に着けた人を多く見かけます。



英語では

Armistice Day(アーマスティス デイ・休戦記念日)


若しくは

”Remembrance Day”(リメンバランス デイ・戦没者追悼記念日)



オーストラリアに在住してまず世界観の違いを知らされる事の一つです。

第一次世界大戦を簡単に振り返る


1914年7月28日に始まった第一次世界大戦。

空前の犠牲者を出し1918年11月11日まで約4年間に渡った戦争。

サラエボ事件が引き金

1914年6月28日。

オーストリアのハンガリー帝国の皇太子夫妻が半オーストリア運動結社の1人、セルビア人に暗殺された日です。

これが引き金となりオーストリアはセルビアに宣戦布告。
そこでセルビアはロシアに援護を頼みます。

一方、体制が悪くなったオーストリアはドイツに援護を頼む事に。

三国同盟国と三国協商国がもとでどんどん拡大

第一次世界大戦前に結ばれていた“三国同盟”と“三国協商”。

歴史で習いましたが、あの頃よりぐーんと当時の背景を把握する事になりました。


19世紀、ヨーロッパ諸国ではどんどん産業が発達。
強いては生産過剰状態をもたらしました。

となると自国内で生産品が売り切れず世界同時不況に陥ります。

各国がこの不況脱却の為に打ち出したのが植民地支配。
すると今度は植民地確保の為に各国が競い合って紛争をもたらす事に。。。

自国自身だけの力で戦うより同盟を結んで強固な体制で戦おうと
1882年にドイツがオーストリア、イタリアと三国同盟を結びました。
目的は“フランス”を牽制する為。

一方でイギリスはドイツを包囲する作戦に乗り出し
フランス、ロシアと三国協商を結びます。


そこに前述しました“サラエボ事件”が発生。
ドイツの同盟国であるオーストリアがセルビアに宣戦布告。

ドイツは三国協商側(イギリス、フランス、ロシア)に包囲されていたのでこれを機に情勢を有利にするチャンス。

敵対する協商国のフランス、続いてロシアに宣戦布告。
こうなると同じ協商国のイギリスも参戦する事に。。。



こうして植民地確保から紛争が起き、ドイツ率いる三国同盟とイギリス率いる三国協商によってそれぞれに協力する国が出来てグループ化、そこへサラエボ事件が発生。

オーストリアのセルビア宣戦布告からそれぞれに味方する国がどんどん参戦していって
第一次世界大戦へと巨大化していったのでした。

第一次世界大戦の終結

1917年にはアメリカも参戦。

きっかけはドイツの「無制限潜水艦作戦」発動でした。
イギリスの客船を沈没させた「ルシタ二ア号事件」で多くのアメリカ人が犠牲に。。。

又、当時イギリスやフランスは多額の米国債権を抱えていました。
アメリカはもし連合国が負けるとこの負債が回収できなくなると懸念して参戦したとも言われています。

結果、アメリカの参戦で連合国側が勝利。

欧州では多大な犠牲者を出し泥沼化したこの第一次世界大戦の休戦は非常に大きな意味を持ち受け継がれています。


ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領

かつては敵対国であったドイツとフランス。

ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が手をとって”不戦の誓い”
をする場面がテレビでも放映されました。

https://www.bbc.com/news/world-europe-46164928


オーストラリアもポピーを身に着け追悼式典が各地で開催されました。





又、今日は丁度日曜日。


教会でもポピーを飾って追悼の日として第一次世界大戦で戦没された方を追悼しました。



オーストラリアに住んで知った欧州各国が追悼を行う”11月11日”の休戦記念日。

こうした歴史を学び、伝えていくことが少しでも二度と悲劇を起こさない種まきになるんだと痛感した1日でした。

☆4月25日はアンザックデ―の記事はこちら


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